論文「東烏」 ― 2007年03月31日 00:58
「東烏」という語についての論文を書きました。
『待兼山論叢』文学篇 (大阪大学文学会) 40
岡島 昭浩 『今昔物語集』の「東烏」と「東雁」
p1-13
早速、荒木浩先生から、
須田千里
芥川龍之介歴史小説の基盤--『地獄変』を中心として--
叙説 (学術雑誌 、1997 ) / 25 , 73-103
という論文のご教示を受けました。
これには、「偸盗」の「東烏」について、『今昔物語集』からであることが示されていて、しかも、『評釈国文叢書』の頭注による意味把握であると書かれていました。
『国文叢書』に「東烏」の注の記憶がなかったので、見直してみると、本文よりも4ページほど先に載っていました。不注意でした。
もちろん、この須田氏の論文を見ていなかったのも不注意なのですが。
それから、方言史のなかで、「東烏」で引用しているものと、「東雁」で引用しているものを載せておきましたが、「東雁」で引用しているものに追加があります。
亀井孝ら『日本語の歴史3言語芸術の花開く』平凡社の、第五章第二節です。
『待兼山論叢』文学篇 (大阪大学文学会) 40
岡島 昭浩 『今昔物語集』の「東烏」と「東雁」
p1-13
早速、荒木浩先生から、
須田千里
芥川龍之介歴史小説の基盤--『地獄変』を中心として--
叙説 (学術雑誌 、1997 ) / 25 , 73-103
という論文のご教示を受けました。
これには、「偸盗」の「東烏」について、『今昔物語集』からであることが示されていて、しかも、『評釈国文叢書』の頭注による意味把握であると書かれていました。
『国文叢書』に「東烏」の注の記憶がなかったので、見直してみると、本文よりも4ページほど先に載っていました。不注意でした。
もちろん、この須田氏の論文を見ていなかったのも不注意なのですが。
それから、方言史のなかで、「東烏」で引用しているものと、「東雁」で引用しているものを載せておきましたが、「東雁」で引用しているものに追加があります。
亀井孝ら『日本語の歴史3言語芸術の花開く』平凡社の、第五章第二節です。
コメント
_ 岡島昭浩 ― 2007年04月08日 23:43
東烏ですが、石黒魯平『言語観史論』昭和六年 郁文書院にもありました。p85 新村博士の「東方言語史叢考」を引用して。
_ 岡島昭浩 ― 2007年10月06日 21:10
東烏ですが、山下好孝『関西弁講義』講談社選書メチエのp190にもありました。「参考文献」や、前後の具合から、『岩波講座日本語11方言』の馬瀬氏によるものであろうと思います。
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